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2009年、日本人の持つ、デザインや素材の繊細、精密さを受け継ぐ、ジャパニーズ・ハイファッション・ブランドが誕生した。
パタンナーとしての視線で選び抜く、線と量感からうまれる自由な創作を軸に、マニッシュで洗練されたムードを独創的に提案していく―
糸から選ぶオリジナル素材、日本の繊細で上質な素材を使用し、服の完成度、着心地、大胆なカッティングや布の理にかなったデザインを提案する。

「Ujoh」(ウジョー)

Ujohのセカンドシーズンにあたる'10年Spring&Summerコレクションは、ウィメンズ・ハイファッションで打ち出された。
デザイナー西崎暢によって産み出されたラインは、「ソフィスティケイテッド」そして「マニッシュ」というコンセプトに基づいたもので、 今シーズンはゴールドとスモーキーピンクのアクセントが目に映える。
贅を凝らしたドレスは、乾いた夏の夕刻に豊かに煌く光を照り映えしたような、そこはかとない気品がと優しさが輝く。それらは例外的にラグジュアリアスなシルクリネンなどの素材を用いながらもさらに特殊加工を施すなど、慎重に選択されたそれらファブリックの結実である。
Ujohのジャケットやドレスは極めて正統な仕立てで、円熟と洞察を匂わす魅惑的なファブリックや技術は、昨今の新参ブランドのものよりもはるかに素晴らしい。
デザイナー西崎暢は1978年に福井県で生まれた。
繊維工業が有名であることで、その地域は昭和時代前半の間「レーヨン王国」と呼ばれて以来、シャネルやバレンシアガなどのいくつかのヨーロッパブランドのための織物の源となっていた。
彼のファッションへの関心は、彼を東京モード学園に導いた。


卒業後、縁あってヨウジ・ヤマモトに入社。
この運命的な機会は、西崎にとってより実際的なものであった。
元々ブランドに対する興味はあまり持っていなかったが、影響力のある名声とそのようなグローバルで名高いファッションハウスで働けるという、人から羨ましがられる経験に感謝をしたのだった。
Y's for men および Yohji Yamamoto pour hommeの第一線において、ラインを引くパターンメーカー、およびデザイナーとして、西崎はヨウジ・ヤマモトのその妥協の無い姿勢を自分のものとした。
彼はプレゼンテーションの始まりから全体の製作プロセスに至るまで関わるようになり、当然、クリエイションの芸術性に夢中になった。
彼はそんなアバンギャルドなカンパニーで7年を過ごした。
そしてUjohを立ち上げることを決心に至り、国際的なドレスメーカーを去る間、彼は彼自身のシルエットも実験し始めていたのだった。
西崎は、デザインを考えるパターンメーカーは、適切に衣服に「本当の雰囲気」をもたらすことができると信じている。
生地の重要性について話すとき、彼は意志が堅い。
「これらはUjohの特徴です。実際に紡績工場に行くのは極めて重要なんです。布を学んで、そして理解するために。ここで初めて何が本当に作り出せるのかが決まるんです。」
西崎は「最先端」と「伝統」を統一できる、一流のヨーロッパファッションハウスの持つ遠大な歴史に感嘆している。
Ujohの丁寧な作業は、ある日ファッション界において、そのような日本のブランドとして認識される事と対の関係でもある。
今後は確信を持ってメンズコレクションもスタートする。
たとえば、きっとそのジャケットに腕を通した時に、我々はUjohの独創的なクオリティを実感するのだろう。

新世代におけるハイファッションから目が離せない。
Written: Ashantha G
Ujoh HOMEPAGE
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